グルメ―紫米火焼

無錫の紫米火焼は江南の味わいがぎっしり詰まった伝統的軽食だ。もっちり香ばしい紫米の皮と柔らかなアンコが完璧に溶け合っていることで名高い。厳選した紫米を蒸したあと、もち米粉と混ぜて作った皮は紫でつやがあり、ぷりぷりと柔らかい。餡は主にアズキやゴマ、モクセイの花が混ぜ込まれたこしあんだ。飽きがこない甘さで、香りが口のなかに長く残る。炭火でじっくり焼くことで、外はほのかにカリッと、中は柔らかく仕上がり、淡いコメの香りと香ばしさがあたりに漂い、味わい尽きない。紫米火焼は無錫の人々にとってお気に入りのお茶請けになっている。観光客にとっても江南の穏やかな味わいを感じる必見の一品だ。