秋風が爽やかに、かつ優しく大地を撫でると、茅山は真夏の緑を脱ぎ捨てて、自然がこぼした色鮮やかさをまとう。わずかに冷たさを感じる秋の風のなか、この濃厚で、強烈で、そして煌びやかで美しい秋の趣を探しに行こう。
10月下旬、茅山の秋の覚醒は一面の「赤」から始まる。道端のカエデの葉が我先にと色づき、まずは山間でまばらな赤い点となり、十日も経たないうちに山全体を暖かく穏やかに染め上げる。大茅峰の山頂まで登って遠くを眺めると、赤いモミジ、黄色いクヌギ、緑の竹が重なり合っている。それはまるで山々に秋の風景を刺繍したマントを羽織らせたようで、どこを切り取っても美しいスクリーンセーバーになる。
風が吹くと、枯れ葉が蝶のように舞い、さらさらと肩に落ちる。落ち葉で満たされた山道を踏み歩くと感じるその柔らかな感触は、すべて秋の優しさだ。
秋の静けさを探したいのなら、元符万寧宮の宮門前にあるイチョウを尋ねよう。ここは晩秋の訪れとともに「黄金の座標」となる。金色の葉が掌に落ちると、まるで千年の時を握りしめているかのようだ。一葉も欠けていない完全なイチョウの葉を何枚か拾って本に挟んで、茅山の秋の雰囲気を家に持って帰ろう。
九霄万福宮、元符万寧宮などの「道観」は山林にそっと隠れている。これらの道教建築は、秋になるとさらに厳粛に見える。多彩な木々の葉に映える赤壁と黛瓦からは、時空を越えた一種の静けさが滲み出ている。
茅山の秋は長くないが、その山水には「詩と遠方」のすべてがある。さあ、この秋の最初の旅行は茅山に行こう!





























