2025-10-27
8月2日から4日まで、江蘇省文化観光庁主催による「水の趣・家のそばで楽しむ無形遺産」連雲港ステーションと、「晶」彩蘇超・無形遺産夏のグルメ&ショッピングイベントが、東海県の中国東海クリスタルシティで熱く開催された。今回のイベントは、無形文化遺産の展示、サッカー大会、美食体験を革新的に融合させたもので、60を超える無形遺産プロジェクトが一堂に集結する。静的な伝統文化が、熱気あふれるサッカーや香り立つグルメと出会い、夏の港町に唯一無二の活力を吹き込んできた。
イベントでは、「晶工巧匠」「晶品美食」「晶彩手作」「晶心康养」の4大テーマエリアを巧みに構成。静態展示、動態パフォーマンス、体験型ワークショップなど多彩な形式を通じて、無形文化遺産の持つ唯一無二の魅力を余すことなく紹介した。
「晶工巧匠」エリアでは、宜興紫砂の温かな風合いと常州櫛簪の精緻な細工が互いに引き立て合い、南通色織り土布の素朴な模様には江海平原の生活の知恵が静かに息づいている。連雲港の切り絵伝承者は熟練の技を披露し、はさみを巧みに操ってわずか5分でサッカー選手の生き生きとしたシルエットを切り出し、見守っていた子どもたちから驚きの声が上がった。
「晶品美食」エリアは、活気あふれる屋台の香りに包まれている。省級無形文化遺産である淮安茶馓の屋台では、9代目伝承者・岳健鋒氏が笑顔で来場者に様々な茶馓を振る舞い、ネギの香りとゴマの香ばしさが相まって、2人の子どもは口いっぱいに油の輝きを浮かべながら頬張っていた。雲霧茶を使った大椀茶は清らかな香りで暑気を払い、冷やした「小阿姨甘酒酿」はひんやりと優しい味わいである。多くの人がその美味しさに惹かれ、持ち帰り用にも求めていた。
「晶彩手作」エリアでは、無形文化遺産が“遠くから眺めるもの”から“手で触れて楽しむもの”へと姿を変える。蘇州刺繍の職人は指先を軽やかに動かし、あっという間に花鳥の図柄を縫い上げ、来場者が自ら作る南通の組み紐には吉祥の文様が少しずつ浮かび上がっていく。花果山の所在地として、西遊記の要素と「蘇超」が会場で巧みに融合する。連雲港の貝殻彫刻「サッカーをする猪八戒」は愛嬌たっぷりで、切り絵の中では取経の師弟がサッカー選手に変身し、「八十一の試練を越えて勝利し、緑のピッチで大いなる戦いを制す」という連雲港チームへのエールを届けている。
「晶心康养」エリアでは、古人の健康知恵が鮮やかに蘇る。雷允上六神丸の伝承者が薬材の配合について丁寧に解説し、海州の中薬炮製技術では「酒蒸大黄」という古来の製法に込められた職人技を披露する。中医の蜂針療法や太極真炁流注鍼灸術の体験コーナーには、多くの来場者が足を止めて質問を寄せていた。沭陽馬氏の中薬温湿布と、澡豆(薬用洗顔料)づくりの香りが会場に漂い、無形文化遺産によるウェルネスの奥深い魅力を体感させた。
8月3日、「蘇超」連雲港対泰州の試合開催にあわせ、「ステージ+試合ライブビューイング」エリアが登場する。来場者は無錫の錫劇や揚州の杖頭木偶劇といった無形文化遺産の公演を楽しみながら、同時に試合観戦も満喫できた。サッカーファンの王さんは「こんな夏は最高だ」と感嘆した。イベントは東海クリスタルシティの売上を1億8千万元に押し上げ、前年同期比15%増を達成した。来場者数も33%増加し、港町の他の文化イベントにも波及効果をもたらした。
「水の趣・家のそばで楽しむ無形遺産」イベントは3月にスタートして以来、すでに省内10都市で開催されてきた。今後は他の地級市にも広がり、12月までに全省で500回以上の関連イベントを実施し、無形文化遺産をより身近な存在として人々の生活に溶け込ませていく。